ヴァイングート・ツェーリンガーとは?
ヴァイングート・ツェーリンガーは1844年に創業された、歴史ある家族経営のワイナリーです。
現在は6代目のファビアン・ツェーリンガー氏がワイナリーの運営を担っています。ファビアンさんと奥様は親日家でもあり、日本に来日時、高野山に登った思い出を伺いました。
ワイナリーがあるロケーションはドイツの南部、バーデン地方のスイスとフランスの国境近く、現在のマークグラフラーランツで、ブラックフォーレストにも近く、自然豊かな場所で、アッパー・ライン・ヴァレーの十分な日照量にも恵まれ、ワイン造りに適した場所です。
畑の主な土壌は保水性のあるローム土壌、深いレス土壌。
主な栽培品種は、グ―トエーデル(スイスやフランスでのシノニムはシャスラ)、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ミュラー・トゥルガウ、ピノ・ブラン、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランやヨハニター等のユニークなPIWI品種も栽培しています。
ドイツ全体ではリースリングが白品種では有名ですが、スイスにも近いこのエリアでは伝統的にグートエーデルを栽培しています。
栽培の中心はこの地における、ビオロジック栽培の第一人者のパウリー・コップファー氏が担当、醸造を担当するのは名門ガイゼンハイム大学で学んだジーモン・フール氏。
オーナーのファビアン氏は栽培・醸造のエキスパートをまとめて、この地の伝統を守りつつ、新しいことへのチャレンジを取り入れたワイン造りを行っています。