ボジョレー・ヌーヴォー2024
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ボジョレー・ヌーヴォー 生産者たちの頼もしい奮闘

ボジョレー 生産者たちの頼もしい奮闘

数字で見るボジョレーの歩み

ボジョレーの地にぶどうの区画が持ち込まれたのは10世紀とされています。
が、ぶどう栽培の大きな発展のきっかけは17世紀初頭、ボジョレーでメインのブドウ品種であるガメ(又はガメイ=Gamay)がこの地に定着したことにあります。ここからガメはボジョレーのぶどう畑の歴史と共に歩み始めるのです。

そしてボジョレー最初のAOC(原産地統制名称)が生まれたのは1936年
日本でお馴染みのボジョレーヌーボーはその15年後、1951年に市場に登場しました。ボジョレーの長い歴史から見るとボジョレーヌーボーはまだまだニューフェイス、というところでしょうか。


新たな局面を迎えているボジョレー

ワイン離れ、跡継ぎ問題
さてフランス国内での年間ワイン消費量を1人あたりに換算すると、1975年の100リットルに対し2019年は40リットルと、半分以下に減少しています。(CNIV:アペラシオンワイン全国委員会) そしてボジョレー地区でも2022年に630hの畑が消失したり、ぶどう栽培者の親に夢を見出せない子供が別の職を求めて土地を離れるケースも。ですがボジョレーでは新たな展開が始まっているのです。

12アペラシオンのテロワールを解明
そのきっかけの1つは、ボジョレー地区の特徴の1つである火山灰が堆積した地層を、地質専門家が10年の歳月をかけて調査・分析し、その多様性を証明したことにあります。この地の魅力の科学的根拠を探求した努力の成果は、調査最終年にあたる2018年にボジョレーがユネスコ・グローバル・ジオパークに認定された事、2024年に「Volcanic Origin」(Origine Volcanique)の認証マークを付けたワインが登場する事等に表われています。このボジョレーのテロワールを紹介する動画はフランス語版に続き、2023年6月に英語の字幕版が公開されました。
⇒動画はこちら

更にボジョレーの名称等で新たなニュースがありそうです。楽しみですね。

自らプロデュースする生産者たち
そして2023年に4回目を迎えた生産者自らがプロデュースするボジョレー×ガストロノミーイベント「ビアンヴニュ アン ボジョノミー」。6月に開催されたこのイベント参加者は前年比150%の1500人という成長を見せました。(次回参加予約はお早めに!)
またボジョレーが生産の半分を占めるクレマン・ド・ブルゴーニュの先行きも見逃せません。




現地を訪れたら是非体験したい

ボジョレーを美味しい料理と現地で味わうなら、ボジョレーワインのアンバサダーネットワーク、「ビストロ・ボジョレー」に登録し、且つ現地にある飲食店からチョイスしてみてはいかがでしょうか?
⇒ビストロ・ボジョレーサイトはこちら

ボジョレーは、華やぎを世界に発信し続けていきます。

■参考資料
・ボジョレーワイン委員会サイト
・Vitisphereサイト
・BFM TVサイト
・Bourgogne Aujourd’hui (雑誌)
・アペラシオンワイン全国委員会サイト



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